過去問・ルーテル学院大学総合人間学部人間福祉心理学科(2年次、3年次編入試験・2022年)

問題文(著作権の関係で割愛)を読み、以下の設問に答えなさい。
設問1 自分の言葉で自分の物語を語る難しさについて筆者はどのように論じているか、400字以内でまとめなさい。

解答例
どのように自分の言葉が他者に受け取られるか。多くの人は安心感を求める。空気を読み、それが自分の本心だと思い込む。安心感とは、そのような自分が社会のマジョリティに所属することに由来する。それは時に、自分の言葉の抑圧であり、正直な発言をする者へ軽蔑と攻撃をする動機になる。社会が人々に沈黙を強いていると思える。為政者がこの力を利用し本来あるはずの多様な意見を封じるかもしれない。インターネットで、他者の価値感や目線を意識することがあるかもしれない。自分の無意識に潜り込んで自分の言葉を探せるだろうか。マジョリティに属すべきとする危機感から、自分の物語を語ることを辞め、日本人は優れているなど、大きな物語を語ることもあるかもしれない。抑圧は自由な発言者へ軽蔑や攻撃の動機になる。他方、自分の物語を語る文学を持って他者と衝突する者は前向きだ。沈黙を強いる者に対抗するには個人の言葉を探し続けるしかない。

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