歴史学超入門覚書

尚古趣味:過去の世界を語る
歴史考証:過去の世界を語るうえで事実性を追求する
歴史学 :過去の世界を語るうえで事実性を追求しながら、ある具体的な問題に対応する仮説を提示し、その仮説に基づいて歴史像を構築または修正する【参考:『史学概論』著:遅塚忠躬 東京大学出版)】

過去の生活
⇒ 痕跡
⇒ 史料
⇒ 史料集
⇒ 研究論文
⇒ 通史
科学としての歴史の核心は「史料批判」=過去を知るため探し出した史料をどう取り扱うか、つまりこの目の前にある史料はどんなことに使え、どんなことに使えないか、これが後世の贋作でないという保証はどこにあるか、そうした疑いをかけ、それをクリアしてゆくことが必要である。【『史料学入門』編:東京大学教養学部歴史学部会】

一定の史料から、多くの人にとって納得できる歴史的事実を認定してゆくことは、史料状況によって不可能ではないが、すべての事象について、それが可能である保障もない。事実を認定するための史料の読みからして、つねに解釈がつきまとうこともたしかである。しかし、裁判における証拠調べと同様であるが、誰もが納得できるような事実の認定という作業はありうるのである。そのような事実認定の作業と、その認定された諸事実のうえに立った全体的な解釈という作業とは、基本的に別の認識作業にあるものと考えることができる。私がここでいっている歴史像とは、これらの二重の作業を繰り返し多様にクロスさせながら生み出されてくるものと理解できるだろう。【『歴史学入門』著:福井憲彦 岩波書店】

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA