国際関係!徹底マスター用語解説:途上国開発①

スーザン・ジョージ
アメリカ出身の政治経済学者、社会運動家。マサチューセッツ州のスミス・カレッジ卒業後、パリに移住し、ソルボンヌ大学で哲学を学んだ。グリーンピースやATTACなどで貧困・開発問題に取り組み、アムステルダムのトランスナショナル研究所フェローとなった。1976年に刊行された著書「なぜ世界の半分が飢えるのか」がベストセラーとなり、アメリカの新自由主義的グローバリゼーションに対して批判的であった。

NGO(非政府組織)
営利を目的としない政府機関以外の組織。
国際的なNGOの代表例として下記3つが有名。

  • 人権保護を目的としたアムネスティ
  • 環境保護を目的としたグリーンピース
  • 医療支援を目的とした国境なき医師団

グリーンピース
世界39か国以上に拠点を置く、環境保全・自然保護の分野において世界的に有名な団体。オランダのアムステルダムに本部を置く。「地球が多様性の中で生命を育む能力を確保する」ことを目的と、気候変動、森林伐採、乱獲、商業捕鯨、遺伝子工学、反核問題といった国際問題のキャンペーンに取り組んでいる。また、目的達成のために直接行動を行うことでも知られており、環境問題を公衆に提起し、民間と公共の両方に影響を与えてきた。

デヴィッド・コーテン
アメリカの経済学者。アメリカ政府の経済政策を推進する立場で、長年中米や東南アジアで経済開発を指導してきた。政府機関などの手による援助や開発に限界や疑問を感じ、NGO(非政府組織)の理論家としての活動に尽力。著書『NGOとボランティアの21世紀』の中で、NGOの戦略を4つの世代に分類し、NGOに自らの立ち位置を不断に検討するよう求めた。物品の援助だけでなく、政治・経済的な原因の解明をした上での援助が必要と説いた。

NGOの目的
第一世代 食糧や保健衛生など直接供与。
第二世代 支援した地域の自立。支援の成果が地域で維持される。
第三世代 制度設計と政策立案。全国レベルで持続可能な開発を目指す。
第四世代 人びとの自発の促進。情報ネットワークを通じた触発。

マイクロファイナンス
開発途上国の貧困層に対して小口の融資を行い、経済的自立につなげる金融サービスを指す。銀行や信用組合などの金融機関のほか、NGOやNPOなどもマイクロファイナンスサービスを提供している。1980年代にバングラデシュで誕生したグラミン銀行は、お金に困っている人々が5人でひとつのグループを作り、お互いに連帯保証人となって無担保でお金を借りるサービスを提供。創始者のムハマド・ユヌス氏は2006年にノーベル平和賞を受賞した。

ファンジビリティ
もともと法律用語で「代替可能性」という意味を持つ。あるものと他のものとが同じ価値を持ち、一方で他方を置き換えても価値が変わらないことを意味する。互いが完全ファンジブルなものは、貨幣と貨幣である。しかし、貨幣はあらゆる商品化された財やサービスと交換可能であるとも言える。これが開発援助において問題となることがある。援助側は何か目的があって資金を供給するが、援助を受ける側は資金を使途どおりに使わず、援助側の意図に反した結果が生じる場合がある。

※国際関係!徹底マスター用語解説で、用語は、国際関係のファカルティの編入学試験で出題された過去問題から選んでいます。

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