社会保障ICT化・・・
肥大化する社会保障費を背景に00年代以降期待されていた介護現場のICT化はいま全く別の視点から必要性が取り沙汰されている。
日本にくる外国人労働者は非漢字圏の者が多く「漢字の手書き」とは日本人にはわからない困難さだ。中国人留学生(大学院)の受験資格が「N1」なのに対し、日本語検定は「N4」が渡航してくるものの典型的なレベル、漢字の読み書きなど本当に限定的な日本語レベルで来日してくるのである。10年来在住しているフィリピン人介護士さん(永住者)も「漢字の手書きがすごく難しく未だにできず手伝ってもらっている」とつぶやいていた。来日した外国人が介護士資格取得など目指すうえでも「漢字の壁」は大きく立ちはだかると言うが、ベテランの介護士でも難しい問題なのであれば、そこは科学の力で何とかできないだろうか?!
介護記録を電子化・・・しましょうよ!
研究者
肥大化する社会保障費を背景に二重記録の煩雑さの解消を目的として、介護記録の電子化は実際にすすめられています。二重記録の煩雑さとは、現場が手書きした介護記録を本部にて電子ファイルに打ち直す手間のことです。現場の段階で情報をデジタル入力。そのさい現場にて「紙に手書きするやり方と変わらない直感的なやりやすさ」を実現していくユーザフレンドリが求められます。そこでタブレット端末で介護記録を入力するソフトウェアなど開発しています。
提供:善光会サンタフェ総合研究所
研究者
外国人技能実習生も勤務している中、文字だけでなくアイコンなどを通して、外国人の方も含めて、直感的に内容を理解し、記入できることも、意識して開発しています。
もうやっているんですか!
取材班
Excelじゃだめだったんですか?
取材班
研究者
Excelで一つひとつ数字を入力したり、シートを分けたりするのは難しい作業です。特にタブレット端末では難しいと思います。
研究者
タブレット端末であれば手書き入力や音声入力と、正確な記録とを両立できるよう目指していきたいですね。
提供:善光会サンタフェ総合研究所
すごいですね!
取材班
参考:安心のために/3 大切なのは心 外国人介護士に「漢字の壁」|2018年8月31日毎日新聞
取材協力:善光会サンタフェ総合研究所 公式ホームページ ご担当者様お忙しい中どうもありがとうございました。SCOPHOMEの導入事例