以下に示した組織設計のための基本的な諸原則について、それぞれ簡単に説明したうえで、ライン&スタッフ組織の特徴と限界について述べなさい。
①専門化 ②命令の一元性 ③指揮の一元性 ④統制の幅(スパン・オブ・コントロール) ⑤例外の原則(例外原理)
解答の着想
①経営者等が組織で仕事を分業し、従業員等が決められた役割に特化すること
②必ず直属の上司が命令を行うこと
③責任者は、同一目標を持つ一つまたは複数の活動を一つの事業とし、事業につき一人だということ
④上司一名が直接管理する部下の人数や業務の領域
⑤上司は部下へ意思決定に一定の権限を移譲する。そして部下はルーティンワークに専念する。そして上司は業務管理とルーティンワーク外業務(例外業務)に専念する。そうすべきだということ。
ライン&スタッフ組織で、専門家によるスタッフ部門は、指揮をする上司には適切な命令内容をアドバイスし、部下には命令内容を達成するためのアドバイスをする。
余談
インターネット上で経営学部や経営学科の先輩合格者に「マネジメント検定(旧経営学検定)の勉強は効果がありますか?」と質問すると、合格校を問わず、おそらく「やってない」とか「やる必要ない」と言われるんじゃないかな。オススメするひとを全くみないし、広く浅く対策する人より当日ヤマが当たったひとのほうが有利だったりして、あるいはもっと真っ当な理由(本番が記述式だからなど)で敬遠してるのかもしれません。なんか凄く難しい本読んじゃってたり、勉強のペースが全く掴めなかったり、万策尽きてたりする人は試してみてもいいかもしれません。