中央学院大学はJR我孫子駅の北口から徒歩で約10分の距離にありますが、その我孫子駅の反対側の南口を出て、歩いて5分ちょっとの場所にあるのがこちらの「手打ち蕎麦湖庵」です。
昔ながらの蕎麦屋といった引き戸の表構えのお店で、有名チェーン店をよく利用する人には入りにくいかも知れませんが、お昼時には大学生のグループで賑わっていることも多く、おいしい手打ち蕎麦を味わうことができます。
蕎麦には蕎麦粉とその他のつなぎとの割合によって色々な種類があり、比較的高級なものだと8割が蕎麦粉、立ち食い蕎麦レベルのものは蕎麦粉の割合は4割程度だと言われていますが、ここで出される蕎麦は何と10割蕎麦で、本当の蕎麦と言える純粋な蕎麦粉の味と香りを楽しめます。
手打ちだからこそできるこの自慢の蕎麦と、それにとても合う自家製の天ぷらをセットにしたせいろメニューが人気で、蕎麦屋としては高級店と言えるお店ながら、先の大学の存在もあり、学生でも無理なく食べることができる価格帯に抑えられていることにも好感がもてます。
その蕎麦と天ぷらがこのお店の看板メニューだと言っていいですが、知る人ぞ知る出汁巻き卵もこちらを訪れたなら是非食べてもらいたい一品です。蕎麦屋では珍しいメニューかも知れませんが、蕎麦の出汁を使って作られたこの出汁巻き卵は、蕎麦との相性が抜群なのは言うまでもなく、これとご飯だけで十分に一食になるほどボリュームがあります。
尚、店内は4人用の座卓とテーブル席のみとなっている為、グループでの来店をおすすめします。混雑する時間帯でなければ1人でテーブル席を使うこともできますが、昼食時など混んでいる時には1人の場合は相席になることがあります。今時相席というのも珍しいですが、そこもまた、このお店ならではの昔ながらの雰囲気の一部だと考えると、そう悪いものでもないと思えてくるお店です。
中央学院大学からは駅の反対側になる為、その学生は午前中の授業が終わった昼休みに、もしくは授業が全て終わった帰りの夕食に立ち寄る姿がよく見られます。駅までの通り道にない為、駅の反対側までわざわざと思う人も居るでしょうが、多少歩いても立ち寄る価値のある蕎麦屋なのは間違いありません。
駅から大学までの道すがらにも蕎麦屋がありますが、そちらしか知らない学生に是非とも教えてあげたいお店で、同時につなぎを使っていない10割蕎麦という本当の蕎麦というものを味わってもらいたいと思います。
■中央学院大学
・商学部、法学部、現代教養学部
出願期間:2021年11月19日(金) ~ 2021年12月3日(金)
試験日:2021年12月11日(土)
合格発表:2021年12月21日(火)