2025年6月7日に浦和コミュセンで行われた伊藤岳先生の応援会
伊藤岳議員とは、日本共産党の代議士で、2019年の参議院選挙で埼玉選挙区から立候補し当選した参議院議員です。さいたま市長選挙2025で次点候補と次次点候補が保守派(後述)でした。最近は外国人との距離感が難しい有権者たちの求めに応じて保守派が票を伸ばす傾向が伺えます。私は、選挙で勝って当選したければ減税を大々的に主張なさってはどうかと思いました。しかし当日の参加者からは、ヘイト無きことを、人権を、差別撤廃を、といった訴えが相次ぎ、伊藤岳先生も深く頷いていました。そこで私はハッと気づかされました。選挙で勝つことを目的として論戦を講じても、後世、後進に残すものは恐らくない。己の信念に従うことを目的に論戦を講じれば、たとえ砕け散っても後世、後進には、その魂を残すことができるのだと。
日本共産党とは
リベラル左派と呼ばれるカテゴリに属す政治イデオロギーの集団です。共産主義者、社会主義者、無政府主義者、社会的弱者、経済的弱者、被差別民などの声を、日本国の代議制民主主義に従って、立法府に届ける使命を果たします。
左派とは
日本のような成熟した資本主義社会で暮らしていると…
上:経済的強者
下:経済的弱者
という印象を受けます。
上が偉くて、下が偉くない。
左派の主張は経済的弱者への配慮が強い傾向がありますが、政治イデオロギーとは縦に並べて上と下ではなく、横に並べて右と左に分けます。
左:経済的弱者への配慮 | 右:経済的強者への配慮
何が違うのかと思われるかもしれませんが、思想に上も下もありませんということです。この辺りは松尾匡先生の本がわかりやすいので探してみて下さい。
リベラルとは
地球上にある有限な資源を世界中の人達の間で分配する際、国という単位で分け合っている現状があります。ここで国と国とは協調するか、協調せず自国を優先するかは二択です。協調するとは、たとえば日本製品が海外で売れ行きが良く、日本ばかり貨幣的に豊かになる、このままだと地球上の有限資源が日本に沢山取られてしまう、そこで他の国々が協調して為替レートを操作するなどしてそれを食い止めます。協調せず自国を優先するとは、たとえばロシアが2022年2月にウクライナに侵攻し、これまでのジョージアやクリミアの編入とは桁違いな戦闘になり世界経済に打撃を与えましたが、こういった行為がわかりやすいものです。
リベラルとは、国際協調を模索する政治イデオロギーの集団を言います。そのうえで、社会の繁栄を目的とすれば右派、格差なきことを目的とすれば左派なのです。