だんせい

ある女性が野原にやってきました。
野原では男性たちが槍を持って戦をしていました。
女性は言いました。
「槍を貸してください、女性の私も参加したいです。」
ある男性は言いました。
「それは無理だ。男性から槍を奪えるくらいでなければ参加する意味がない。」
すると女性は言いました。
「それはおかしい、男性と女性でスタートラインが違う。」
しかし男性は言いました。
「あの女性を見たまえ、男性相手に無双しているじゃないか。」
野原を見渡せば確かに無双している女性が散見されます。
しかし女性はあきらめません。
「男性だけ槍が無条件で貸与されるのは仕組みとしておかしい。」
男性は言い返します。
「あの男性をみろ。槍が折れ、いままさに槍を奪ったじゃないか、男性もそうしている。無条件貸与が主要なテーマになる時点でそういう能力のなさを露呈している。」
女性は泣きながら言いました。
「そもそも槍で戦をすることは男性のつくった社会のルールだ。なぜそれを女性が受け入れなければならないのか。」
男性は笑いながら言いました。
「槍で戦をするのは外敵との闘争や狩りを想定しているからだ、生きるために必要な訓練とみなされたからだ、男性が男性社会を構築するためにそうしているのではない。」

おしまい

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