過去問・獨協大学国際教養学部言語文化学科(2年次、3年次編入試験・2019年度)

次の課題について論述しなさい。

現在、政府では労働力人口の穴埋め策として、外国人の受け入れを拡大する方向で検討が進められている。この点につき、あなたは賛成、反対のどちらの考え方を取るか、その理由と、外国人労働者受け入れに関して考慮または解決すべき課題を論じなさい。

解答の着想

労働力人口の穴埋め策として外国人の受け入れを拡大するため、たとえば就労可能な新たな在留資格に「特定技能」を新設する法改正が2018年12月になされるなど動向があり、受け入れを拡大する方向で既に政府は舵をとっています。

出題の意図を考えれば、絶対にやってはいけない論述ですが、外国人の受け入れ拡大以外の方策で労働力人口不足は解決できるといった論旨を展開してはいけません。出題文にある通り、外国人労働者の受け入れ拡大に伴う具体的な課題に焦点を当てながら、その解決方策を示し、最終的に賛成の立場をとる論述が最も望ましいです。反対でも構わないですがネガティブな論旨になり、自己の課題解決力をアピールしにくく、そのぶん書きにくいと思われます。

課題としては、たとえば増加が予想される外国籍児童への支援が現状の実数で既に滞っている実態が挙げられると思います。たとえば日本語教育の遅れ、意思疎通の困難さから埼玉県川口市ではクルド人児童に対するいじめ問題が起きてしまったことなどが具体的な事件として挙げられます。今後このような事例が全国的に社会問題化する可能性は大いにありえます。この課題の解決を困難にしているのは教員不足という至ってマンパワー的な問題ですから、直感的に労働力と同時に外国籍の日本語教師も拡充すれば一定の解決が見込まれます。そうした論旨で仕上げると一旦解答を作成できると思われます。

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