編入学試験における地理学の出題

はじめに

都市地理学、観光、地誌、中学高校地理から専門用語を解説問題で出題するパターンが主流。その他、関心のある地理学の研究課題の説明(志望理由書の説明に近い)や、地図や図表の読み取りが出題される。志望校別の詳細な対策は過去問を正しく取り寄せて個人で執り行っていただきたいです。

都市地理学

最重要:同心円地帯モデル

まず都市に単一の中心がある。中心からの距離と居住している社会属性(低所得者、高所得者)や立地している商工業の属性が異なってくる(c.f.スラム街)。狭義には、中心から遠い郊外で高所得者が居住し、都心周辺部でインナーシティ問題が起きること、など、を支持するモデルである。これが当てはまらない都市が相当数ある(だから違う、または一概に言えることでは無い)という批判がある。田園都市計画などは根本的に異なった話である(そもそも同心円地帯モデルで説明される様々な都市問題をキックする計画とみなせるはずだ)。さいたま市の集約型都市構想などは、逆に(田園回帰に対して都心回帰と呼ばれ)、郊外が低層住居で無秩序に拡大していくことを懸念したコンパクトシティと呼ばれる構想である(同心円地帯モデルは一旦様々な都市計画(立案)で援用されているようではある)。

観光

〇〇ツーリズムが狙われる(例 コンテンツツーリズム、グリーンツーリズム ほか)。

地誌

中学高校レベルの出題(例 十勝平野)から、文化遺産、世界遺産(例 白神山地)、時事問題(例 沖縄県)や都市地理学の典型的な話題に出てくる地名(例 ロンドンドッグランズ)まで幅広く狙われる。

中学高校地理

用語解説で「混合農業」「モノカルチャー経済」や「成帯土壌」など中学高校地理から馴染みのある専門用語が出題されることもある。守備範囲的な意味で中学高校地理は出題され得る。過去問演習では一旦は中学高校レベルで回答作成して対策しておけばよいと思われる。用語解説の出題に占める中学高校地理の割合は決して低くなく志望校によってはメインの対策になるため注意。

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