ギリシャ神話の同じ神を描いた帝政ローマ時代の銀貨で鼻の形が違う(ローマ人鼻とギリシャ人鼻)

※徒然なるままに書いたので本当に気楽に読んで欲しいものです
ギリシャ神話のエリス(上:不和と争いの女神)の容姿は典型的な古代ギリシャ人(目頭から窪まず真っすぐ高い鼻と黒髪)のものだそうです。

ギリシャ鼻はその名の通り、ギリシャ人に多いと言われている鼻の形。おでこから鼻先までが直線的で、鼻筋がスーッと通っています。ギリシャ鼻の人は顔全体がシャープに見えるので、女性から憧れられることが多いでしょう。【参考:鼻の形にはどんな種類がある?形を変えるメイクやマッサージの方法


ギリシャ神話のアポロ神を彫り込んだ帝政ローマ時代の銀貨(上:右こそ典型的な古代ギリシャ人の鼻だが左は目頭が窪んでいる)です。同じアポロ神を描いたにしては別人そのものなのですが、そこは少し目をつぶってあげましょう、問題は「鼻」です。左は明らかに目頭の周辺が窪んでいますがこれは典型的な古代ギリシャ人の鼻よりむしろローマ人の鼻に近いです。もしかすると左はローマ人が自分の横顔を参考に鋳造してしまったものなのかもしれません。

ローマ鼻は目頭周辺がくぼみ、そこからまっすぐに伸びている鼻の形。華やかで西洋人に多く、日本人女性から理想とされることが多い鼻の種類です。【参考:鼻の形にはどんな種類がある?形を変えるメイクやマッサージの方法


クレオパトラとして描かれたシモネッタ・ヴェスプッチの肖像画。鼻が高く反り返っていて、それはシモネッタ氏の横顔に他ならないのですが、昨今「クレオパトラノーズ」と呼ばれる美容整形が一つの理想とする鼻の形に近いものです。※こういう書き方をすると「シモネッタ氏の鼻こそクレオパトラノーズの起源か」など大変誤謬を生みますね。

クレオパトラとして描かれたシモネッタ・ヴェスプッチの肖像画は、1480年または、1490年の日付がある、イタリアのルネッサンス画家ピエロ・ディ・コジモによってキャンバス(57x42cm)の上に描かれたテンペラ画で、フランス、シャンティ―城のコンデ美術館に保存されています。(中略)シモネッタ・ヴェスプッチは、15か16歳でフィレンツェのマルコ・ヴェスプッチと結婚した、そして、彼女の年齢で最も偉大な美人であることで有名だったジェノア貴婦人でした – 確かにフィレンツェの街で。彼女の美しさのためにフィレンツェの全員によって賞賛されました。それは後に23歳の1476年に彼女の早すぎる死の後に伝説となった。サンドロ・ボッティチェッリのヴィーナスの誕生の中で彼女の特徴に影響を受け、ピエロ・ディ・コジモは情熱的な崇拝者でした。【出典:クレオパトラ (di Cosimo)


帝政ローマにもクレオパトラを描いた硬貨があったのですが、これはローマ人鼻ですね、もっと言うと当時伝え聞く限りのクレオパトラの高い鼻をローマ鼻でなんとか再現したような強引さを心なしか感じてしまう。


こちらはローマ神話のフェロニア女神を描いた帝政ローマ時代の銀貨なのですがギリシャ人鼻ですよね…

参考:鼻の性格
参考:ギリシャ鼻って一体どんなの?

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